こんにちは Narrative Kia Oraの中里です。
昨日、第1回「ナラティヴ・セラピーを学ぶ」が開催されました。
講座終了後、第1回を受講された多くの方から「第2回ナラティヴ・セラピーを学ぶ」への申し込みをいただいたこともあり募集定員40名に達し、残席が0席となったことをお知らせいたします。ありがとうございました。
第2回が募集終了になったので次にご案内するのは「第3回ナラティヴ・セラピーを学ぶ」です。
Narrative Kia Ora第3回「ナラティヴ・セラピーを学ぶ」のテーマは「アウトサイダーウィットネス&リフレクティングチーム(OW&Rチーム)」です。
【どんな講座】
家族療法に取り組んでいたノルウェーのトム・アンデルセンらは、リフレクティング・チーム(Reflecting Team)というアプローチを開発しました。この手法は、1対1のカウンセリング手法を超えて、グループで取り組むことへの可能性を開いてくれました。このアイデアを借りて、ナラティヴ・セラピーのマイケル・ホワイトは、アウトサイダー・ウィットネス・チーム(Outsider Witness Team)という取り組みを提唱しました。このふたつは相反するものではなく、お互いに補完できるものであるという考えから、ナラティヴ実践協働研究センターでは両方を取り入れた取り組みを「OW&Rチーム」と名付けて実践しています。この2日間で、理論的な側面だけでなく、ワークを通じて、OW&Rチームについて一緒に検討していきます。
【私の体験】
私のOW&Rの体験は、ナラティヴ・セラピーのカウンセリングをクライアントとして受けた時に、その際にOW&Rチームにも入っていただき、OW&Rチームの語りを聞くという体験をしました。その体験は、自分で語ったことがOW&Rチームのフィルターを通り、自分に戻ってくる、自分の理解が一歩進む様な、そんな体験でした。ニュージーランドのカウンセラー、ドナルド・マクミナミンも「新しいアイデンティティが、OW&Rによってさらに豊かにすることができます。」と言っていました。クライアントの声を豊かにしてくれる・・・そんな力がOW&Rの会話にはあると私は思います。マイケル・ホワイトは、アウトサイダー・ウィットネスの構造ができているだけではダメなんだと警鐘を鳴らしています。この講座は、どんなことを心がけ、どんなことを聞き、どの様に語るのか、そんなことを教えていただく、私にとってはそんな学び合い二日間の講座体験でした。
【どんな方向けの講座?】
「初めて学ぶナラティヴ・セラピー」「デモセッション」「OW&Rチーム」この3つの講座は、過去三年間、毎年開講している講座です。「ナラティヴ・セラピーの会話」について考える時、この3つの要素を抜きに語ることは難しく、私たちが大切にしている講座でもあります。このOW&Rチームの取り組みは、個人や家族、カップル、に始まり、グループへの転用も期待できる取り組みであると、私は考えています。皆様のご参加をお待ち申し上げます。
第3回(第19回)「OW&R(アウトサイダーウィットネス&リフレクティング)チーム」
https://peatix.com/event/3434876/
コメント