「第4回誰も責めない姿勢(ノーブレイム)による修復実践」ってどんな講座?

ナラティヴ・セラピーを学ぶ

こんにちは なかさんです。

前回に引き続き、来年度NarrativeKia Oraで開催するワークショップ「ナラティヴ・セラピーを学ぶ」を一つずつ紹介していきたいと思います。

4回目は、第4回(第20回)「誰も責めない姿勢(ノーブレイム)による修復実践」をご紹介したいと思います。

【どんな講座】
人と人の関係性に取り組むことを修復的実践(リストラティブ・プラクティス)と呼びます。特に、関係が悪化したり、こじれたりしたときに、活用できるアプローチです。このアプローチにおいて、「ノーブレイム(誰も責めない)」という姿勢が重要なことになります。この姿勢になしに修復的実践に取り組むとすれば、原因探しをして、誰が悪かったのかということをつきとめるような場に陥ってしまうでしょう。

今回は、ニュージーランドでナラティヴ・セラピーを基板として、この修復的実践に取り組んできたドナルド・マクミナミンのアプローチを紹介しながら、「ノーブレイム」という姿勢で修復的実践に取り組むことの大切さについて一緒に検討していきます。

【日本にも修復実践が根付くことを願い】
2022年11月東京にニュージーランドから「共同的修復的実践」の実践者でありナラティヴ・セラピストのドナルド・マクミナミンさんが訪日くださり、たくさんの修復的実践の種を蒔いて帰国されました。私も大いに触発された一人です。この修復実践は、裁判や調停とは異なる実践です。お互いの声をききあい、誰も責めることなく、起こってしまった問題については、決してなくなることはないかもしれないけれど、お互いの関係を修復する実践です。そしてコミュニティを修復することに取り組み、加害者の威厳の修復にも取り組みます。この修復により、加害者と呼ばれる人は、起こってしまった問題の責任について深く考え関係の修復に取り組みます。そんな誰も責めることのない修復実践が日本の社会にも広がることを期待して、KOUさんに4回目のテーマをこの「誰も責めない姿勢(ノーブレイム)による修復実践」でお願いをしました。皆様のご参加をお待ち申し上げます。

【どんな方向けの講座?】
ドナルドが言っていた「カウンセラー」の定義には、個人を支援する人も、グループを支援する人も含まれていることが、ドナルドの講座を受講してわかりました。この修復実践も1対1の2人を対象にする場合も、それ以上の人数を対象にする場合もあります。個人を支援される方から、グループを支援される方にも受講していただきたい講座です。例えば、修復したい「個人対個人」「地域内での問題の修復」はたまた「企業内のセクション間の修復」にも役立つことが期待される内容だと考えています。

2023年1月1日申込スタートです。
第4回(第20回)「誰も責めない姿勢(ノーブレイム)による修復的実践」
https://peatix.com/event/3434881/view

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